平成14年
月日(曜日) | 11月7日(木) | 天 気 | 晴 天 | |
産 地 | 岐阜県瑞浪市松ヶ瀬町土岐川右岸 | |||
収 穫 | Carcharhinus、アシラ |
HP開設してから早5年。この間サボっていた化石採集に初めて出掛けました。とは言っても趣味での採集ではなく、化石教室の講師として実に8年ぶりの採集です。教室の生徒は中学2年生。以前は小学生を案内していましたが、中学生ともなるとやはりパワーが違いますので、見ていて気持ちのよい割っぷりでした。
採集開始1時間ほどは割り方の説明や化石の種類の説明などで忙しかったですが、慣れてくると自分たちでせっせと掘っています。その間に自分の分もと思いバシバシと割っていると、まず目に飛び込んできたのは3mmほどのサメの歯の歯根の断面でした。注意深く周りを取り除いて最終的に1cmほどの小さなカルカリアスの歯であることが確認できました。その歯を生徒に見せると、猛然と割り始める生徒がそこら中に出現!約1時間ほどして、1人の生徒が「ワッ、サメの歯!」と叫びました。その手の中には先ほどのものより一回り大きなカルカリアスの歯が鎮座していました。その後も皆で黙々と割りましたが、Yasuはアシラの両体付が出ただけ(デンタリウムのすばらしい標本が出ましたが、生徒が欲しいと言ったので、渡した途端、ハンマーで小割にしようとして真っ二つ。「やるんじゃなかった」と“後悔役立たず”でした。)で、もう1人の生徒がタガネでサメの歯を直撃したらしく、歯根の一部だけを手にしていました。
数年前と比較すると採集場所がやや上流寄りに移っていました。しかし、サメの歯はやはり以前採集していたところの方が確率が高かったです。