平成20年

化石採集記録


 

月日(曜日) 8月15日(金) 天 気 晴 天
産 地 岐阜県高山市荘川町尾上郷松山谷
収 穫 モディオルス等多数

 前回のフォーラムで産地が分かったため、今回も家族で単独採集。他人が居ないので本領発揮できます。まずは表面採集でモディオルスの中型を2個連続でゲット。荘川での採集で初めて化石らしい標本を見つけ、MaiとTakaも興奮気味。一通り表面を見たが、めぼしい物がないので露頭へ移動。まずは化石の集まっている部分を探すと、小型の二枚貝の密集部分を発見。しかし、後が続いておらず断念。少し位置をずらして、今度はモディオルスの外形を発見。同所を叩くと小型の二枚貝の密集部分が産出。更に叩くと、中型のモディオルス。保存状態もまずまずで、岩盤から取り出そうと周囲を叩くと別のやや大きめの個体が産出。同じように付近を追っていくと、大小の二枚貝がコロコロと産出。少し離れていたMaiも節理面で採集していたため、やや保存が悪かったが、大きめのモディオルスを3つたて続けに掘り出し歓喜を上げていました。飽き性のTakaは、途中石投げに変わっていましたが、一緒に掘らせると、プレウロミアらしき二枚貝を2つ見つけることができた。
 とにかく、今までかなりの苦戦を強いられてきたので、今回の採集でやっと荘川の化石を採集したという実感がわきました。

月日(曜日) 8月4日(日) 天 気 晴 天
産 地 岐阜県高山市荘川町尾上郷松山谷
収 穫 小さな二枚貝1つ、その他さっぱり

 今年も「荘川化石フォーラム」へ行ってきました。今年は第10回という事もあり、子ども対象にレプリカ教室かクリーニング教室に参加できる事になったため、レプリカ教室に参加することとした。
 午前中は、講演やパネルディスカッション。私は興味津々で聞き入っていましたが、子どもたちは話が難しいのか、アクビの連発で落ち着きがありませんでした。昼食は定番のコンビニ弁当を駐車場の一角でほおばりましたが、今年は意外と涼しくノンビリと食べることができました。
 午後からは、いよいよレプリカ教室。今回は恐竜の牙の化石を、歯科医の用いる石膏を使って成型、それに着色をして完成させる物であった。おまけに、予定の講師の方が来られないと言うことで、講師の型が作られたプラスチック製のレプリカを特別にいただくことができ、どの子どもも大喜びであった。
 その後の採集会では、昨年とは違った場所を案内されて、子どもたちは黙々と母岩を割り続けたが、結局めぼしい化石をゲットすることができず、欲求不満状態。そこで、次週もこの場所で挑戦することにした。

月日(曜日) 2月23日(土) 天 気 曇 天
産 地 岐阜県瑞浪市松ヶ瀬町土岐川右岸
収 穫 ツルボ、その他サッパリ

 約1年ぶりとなる瑞浪採集でしたが、昨年とは打って変わってものすごい寒さ。年末から約束してあったため、Takaは行く気満々で、どうしても中止にできませんでした。現地に着くと、いつもの採集場所は表土で覆われて、更に上流部に盛大に掘った後がありここに陣取りました。少し小手調べに40cm四方の岩盤を3枚ほど割りましたが、殻の保存の良い化石が多い割に中身はボロボロです。いくつか子どもの興味をそそる物は出ましたが、2枚貝中心でパッとしません。1時間ほど様子を見ましたが小型のツルボが1つと、マテガイが採れただけで、以前からの採集ポイントへ移動しました。この頃、先程まで居た5組ほどの家族は、規定の2時間か来たのか一斉に撤退していきました。
 いつものポイントは表土が多いので、少しずれた所で陣を取り採集開始。ここは非常に化石の数は少ないですが、中身がしっかりしていて少し期待できそうです。まず、一割りすると、アンシストロレピスが目に飛び込んできました。しかし、よく見ると真っ二つに割れた破片です。更に掘り進みましたが、全く化石の姿なし。少し場所をずらしてどんどん掘っていきましたが、どこを掘っても出てくるのは小型の二枚貝のみで、お目当ての物はゲットできず。おにぎりを食べたところで、ちょうど規定の2時間となり、撤退としました。




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