名皿部地内


 比較的上流部にもかかわらず、中流部の様相を呈している地区です。全体的にチャラ瀬が多く、泳がせ中心の地区になると思います。川の両岸に駐車スペースが多く、どのポイントも入川しやすいです。ただ、場所によっては盛夏の渇水期にアカ腐れが多く、場所ムラが多くなります。釜淵橋の付近は大和町内のポイントの中でも一番人気で、連日多くの人でにぎわいます。

名皿部地内
国土地理院刊行地図使用許可済(2万5千分の1:徳永)
No. ポイントの解説
@  下剣の神社下のポイント。上手は瀞場〜チャラ瀬、早瀬と変化に富んでいて、1日楽しめそうなポイント。中ほどは急瀬〜早瀬のポイントで、流芯で背鈎を付けて引き釣りすると、7月末から20cmオーバーが竿をしならせます。下手は深瀬と瀞場から短い早瀬へ続くポイント。深瀬部分は一抱えほどの石が並んでいて、元気の良い囮がうまく沈めば良型がポツポツと掛かります。瀞場は砂地に玉石が点在。出水後に泳がせ出攻めて見たいポイント。早瀬はノーマルでも攻められるが、背鈎を付けた方が落ち込む寸前まで攻められる。
A  "名皿部橋"上のポイントで、上手は深瀬。玉を付けてしっかり沈めると、初期から大物が出ますが根掛かりしやすいので注意が必要です。下手は、以前は良い瀬がありましたが、2002年の台風で様子がしっかりと変わってしまい、今は瀞場。河床には人頭大の石が点在していて泳がせ釣りにはもってこいのポイント。渇水時には狙い目ですが、時々砂が被って釣りにならないときがありますので橋上からポイントの様子を見てから入川すると良いと思います。
B  "名皿部橋"と"野口用水堰堤"の間のポイント。ここも2002年の台風で瀬が瀞に変わってしまいYasuにはつまらないポイントになりましたが泳がせ釣りには絶好のポイント。橋のすぐ上からの続きで、増水後は橋脚の下手にアカ残りができやすく、増水後の狙い目にもなります。
C  "大間見川"出合のポイントで、川全体が人頭大の玉石が敷き詰まったチャラ瀬。合流点の左岸よりは砂が多く釣りに適しませんので、中州より右岸よりが釣り場になります。
 上流部の堰堤下は堰堤の落ち込みと右岸よりの早瀬が狙い目。細糸の半泳がせ釣りで沈み石裏を攻めれば数を稼げるときもあります。
 下流部の中州付近はチャラ瀬で、平水時から高水時に狙いたいポイント。長竿で静かに泳がせ、一つ一つの石裏を丹念に攻めれば型がやや小ぶりですが釣果に恵まれます。渇水期は避けた方がよいでしょう。
D  左岸よりに流れが集中した早瀬〜急瀬。段々の瀬から一気に落ち込んでいますので、太糸で攻めた方が後悔しません。玉をつけての引き釣りか、背針をつけて石裏のたるみを狙えば良型が竿をしぼりこみます。
E  上流部のチャラ瀬の水が左岸よりにあつまった深瀞のポイントで所々に岩盤が頭を出しています。左岸は護岸壁になっていますので、右岸から立ち込んで攻めます。長竿長手尻での泳がせ釣りで、うまく囮をコントロールできるか否かが釣果につながります。 
F   "釜淵橋"上のポイントで、左岸から河原に降りられる場所がありますが、4WD以外の車はあまり無理をしない方がいいと思います。車が河原に降りられると言うこともあり、休みの日には家族連れの人でいっぱいになるほどの人気ポイントです。
 上流部は"トロ淵"から流れ込む早瀬で、川底の石は一抱えほどある玉石。太糸に玉をつけての引き釣りで大型狙い。背針でもいいですが無理をして囮が早くグロッキーしないように注意したい。
 下流部は"釜淵"から流れ込む瀞場。左岸から立ち込んで右岸よりを長手尻で泳がせます。とにかく休日は人が多いため、平日に訪れた方が無難だと思います。
G   "釜淵橋"から下流1.8kmの区間(除、杉ヶ瀬の150m)は専用区。中でも"栗巣川"出合付近は大鮎の好ポイントで、常に入川者が多いポイントです。全体に早瀬が続き、特に合流部より下は押しが強くなります。仕掛けは金属糸に背針を着けて一つ一つの石裏を丹念に探りながら攻め下ると数、型ともに上がると思います。見た目は水深がないように見えますが所々深くなっていますので、立ち込む際には十分注意して下さい。




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