平成12年８月

　今回は、石堀のついでに小さな沢でイワナを見つけたので、少し釣ってみることにしました。現地は林道工事のためにほとんど伏流水になっていて所々にある滝つぼに20〜25cmのイワナが泳いでいました。中でも始めの大きめ滝つぼでは一投目から魚信があり、二投目でヒット。タモがありませんでしたので、岸に引き上げてからの取り込みになりました。その後遡行しながら釣りましたが、所々魚信があるもののなかなか鈎に乗らず、苦戦。１時間半ほどで水晶採集組と合流してから、支流Ａへ入りました。支流Ａはお盆休みのためかフライマンが多く、なかなか良いポイントを見つけることができませんでした。おまけに全くの素人を２人抱えているためほとんど釣りになりませんでした。深瀞で25cmほどのウグイを釣り上げショック。瀬では魚信がありましたがヒットせず、瀬尻で10cmほどのアマゴを釣り上げ終了しました。この支流はかなり川相が良いのでもう一度チャレンジしたいと思っています。

　石友のＫとその弟Ｋ２の２人を連れての釣行です。２人とも渓流に関しては全くの素人。始めは釣り方の指導でしたが、すぐに飲み込めたようで後は流し方を自分で掴むように指示して、Yasuは釣り下がりました。前回数はそこそこ出ましたが、型の方がリリースサイズが多かったためもう一つでした。今回は出だしで16cmほど、ポイントはだいたい掴んでいるつもりでしたので、要所だけ攻めて下りました。しかし、前回より水位は下がっていたのでポイント自体は減っていましたが、型の方がぎりぎりキープサイズが揃っていました。中でもＫは同じ場所を粘りに粘って19cmの良型をゲットしていました。

　今回も鮎釣り釣行予定でしたが、Ｍ１を連れてくると絶対鮎釣りができません(今回で３回目)。事前に渓流の準備もしておいたので予定変更しました。夜明け前に高鷲に着くと雨ザーザー。しばらく様子を見ましたが止む気配なし。これでは、釣りをする気分になれないので、吉田川か木曽川水系へ場所移動することにしました。ところが、白鳥町内へはいると急に天気が良くなってきました。そこで、たまたま通りかかった支流Ａへ入ることにしました。ここは、時々横を通るときに釣り人を見かけるポイントなので、いつか入ろうと思っていました。丁度工事中の箇所があったのでそこから入川。良さそうなたるみに投入すると、目印がピタリととまりヒット。引き抜くと10cm少しオーバーのリリースサイズ。次も同サイズが来て勝負にならず遡行開始。どこを探ってもリリースサイズ前後が多く諦めかけたとき、足下の落ち込みで弱い魚信。またチビかと思い軽く合わせると、竿がグイグイとしなり今までとは違う引きです。水面まで上がってきたのは二十数cmの良型。どきどきしながら岩から降りると、フッと軽くなり痛恨の外し。その後はショックと強い雨で気が乗らず、おまけに 型の方も良くないので場所移動としました。
　次のポイントは再び高鷲へ戻り、支流Ａに入りました。工事の間を縫いながら進むと、キープサイズぎりぎりのものがよく釣れます。しかし、濁りも強くなったり弱くなったりで、なかなか落ち着きません。そんな中堰堤の下流部の瀬に餌を流すとガツガツと魚信があり、引き抜くと20cm少しオーバーのアマゴでした。その後再び濁りが強くなり、待ち合わせの時間になったので再び場所移動としました。次の支流Ｂは10cmに満たない物が多く、ブッシュも多いので、すぐに支流Cへ移動となりました。
　ここは、川原も広いので釣りやすいですが、その分他の入川者も考えられます。先ずはこのポイントを占う一投目。すぐに瀬で魚信があり、竿がしなります。しかし、すぐに外れてしまい、姿見えず。二投目も全く同じ魚信があり、竿をしならせましたがまたまた外れてしまいました。これで、魚影は濃そうだなとは思いましたが、甘くはありませんでした。ここもキープサイズ前後ばかりで良い型はありません。そう思いながら下っていくと、深みで良い魚信。引き抜くと20cmの青みのかかったイワナ。その後は型が揃わずリリースサイズが多くなってきたので納竿としました。