平成11年
月日(曜日) | 8月21日(土) | 天 気 | 雨 天 | |
産 地 | 岐阜県大野郡荘川村平瀬鉱山 岐阜県大野郡荘川村六厩 | |||
収 穫 | 輝水鉛鉱 水晶 |
今年のお盆は、みんなの予定が合わなかったため、M1と2人だけの採集になりました。初めは、10年ほど前に訪れた平瀬鉱山。10年前とは様子がかなり異なり、採集しにくい状態でした。おまけに断続的に降る強い雨に悩まされながら、傘を片手に持つ採集は、辛かったです。おかげで、ゲットできたのは、1cm強の肉厚な輝水鉛鉱の六角板状結晶1つだけでした。次の六厩は、前回少し良い思いをしているので期待して向かいましたが、ここも雨の方が断続的に降り続き、傘を片手に持っての採集でした。前回掘った周りを掘り広げていきましたが、いくら掘っても良品はおろか石英片もなかなか表れずに、ラスト数分の時に頭の欠けた4cmと6cmの2本が採れただけでした。
月日(曜日) | 5月2日(日) | 天 気 | 晴 れ | |
産 地 | 岐阜県大野郡荘川村六厩 | |||
収 穫 | 水晶 |
恒例のGW採集会を行いましたが、災難の連続で思わぬ方向になってしまいました。
出発は1日の夕方、Kosuの家へJRで行き、宿泊させてもらいました。しかし、Kosuは締め切り間近の仕事のため、帰宅が午前1時。それから色々準備して、出発できたのが午前4時頃でした。
車を走らせていると、空の方が徐々に明るくなりはじめ、安房峠にさしかかるときにはすでに明るくなっていました。安房峠の手前で崖を探索して、不思議な坑を見つけました。
午後7時、神岡町へ着いたとき、Kosuが長靴を忘れたに気づき、急遽靴屋へ。たまたま靴屋のおばあさんがドアを開けて出てきたので、運良くゲットすることができ、その後すぐに円山方面へ向かいました。しかし、林道を上り、頂上に近づいたそのとき我々は我が目を疑いました。なんと、林道が雪で埋まっているではありませんか。それも雪の斜面。滑れば転落です。仕方がないので歩いて上の方を見に行きましたが、その先も同じ状態です。意気消沈してしばらく雪と戯れ、緑泥石を拾っていましたが、「こんなことしていては・・・」と我に返り、予定変更。荘川村方面へと向かいました。
荘川の林道は、東側から1本アタックできそうだったので、看板の忠告も無視してひたすら走りました。所々転籍が散在したり、土砂崩れがありましたが整備をしながら順調に進めるかのように思いました。しかーし!いくつかの土砂崩れは整備して乗り越えてきましたが、大規模な土砂崩れは何ともしようがありません。結局諦めて、45分の道を引き返しました。
荘川に15時について、すぐに新しい林道を発見。1時間ほど探索しましたが、小型の水晶しか発見できませんでした。その後、Kosuが以前良型の水晶を発見した場所へ移動したときにはすでに16時をまわっていました。ここも林道が崩壊していたので、現場までは徒歩で行きました。産地に着くと前回Kosuが掘ったままの状態だったのでそのまま続きを掘り進みました。ものの5分ほどでKosuが60mmをゲット。その後両者沈黙。1時間ほど掘っていると、Yasuに60mm+、Kosuに7〜9cmほどの群晶。続いてYasuが68mm。18時をすぎてやや暗くなり始めたとき、これまで見向きもしなかった表面近くの砂利をかくと、水晶の側面を発見!まわりの土をどかすと良型の96mm。100mmにはわずかに届きませんでしたが、形もいいので大満足でした。19時になり、真っ暗になってしまったので、終了としました。現場を大型の石で埋め、土砂をかぶせて撤退しました。
六厩ではこの他に砂金もとれることで有名でしたが、椀と時間がなかったため、今回は見送りました。六厩の水晶は麻績村の水晶と全く同じような形で、先端にいくほど細くなり、頭は三角錐に近くなっています。次回は、六厩の砂金と御母衣の水晶に挑戦しようと思っています。
月日(曜日) | 1月3日(日) | 天 気 | 晴 れ | |
産 地 | 岐阜県恵那市笠置町河合鉱山 岐阜県恵那郡蛭川村周辺採石場 岐阜県恵那郡蛭川村恵比寿鉱山 | |||
収 穫 | ゲドロ閃石、鉄礬柘榴石、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、灰鉄輝石 微斜長石(バベノ式双晶)、黄玉 黄玉 |
今年も恒例の、新春採集会を行いましたが、今年はK氏とJ氏は残念ながら所用で参加することができず、KとM1の3人での採集となりました。
目的地は岐阜県の相戸鉱山と迷った末に、上記の河合鉱山に決定しました。場所は2日前にKがK氏宅を訪ねて、事前に情報を得ていましたが、比較的簡単に行ける産地と言うことでうる覚え。やや心配しましたが無事につくことができました(結局簡単に行けたと言うことですが・・・)。ここで、Yasuは腹が減ったので、現場から車で2分のところにあるたこ焼き屋で腹ごしらえしたあと現場へ向かいました。
現場に着くと、何を目的に掘ったらいいか分からず、しばしボー然。その後手当たり次第に掘った石を割ってみることにしました。すると、出てくるのは鉄礬柘榴石ばかり(ちなみに、ここのものは純度が日本で一番高いものの一つと言うことですが・・・・)しかも大きさは1〜2ミリ程度。結局ポイントを変えてやっと目的のゲドロ閃石を探し当てることができました。
ここで13時過ぎになってしまい、蛭川の採石場か薬研山、福岡鉱山、恵比寿鉱山のいずれかに回ろうと河合鉱山を後にしたのですが、採石場では貧弱な長石と黄玉、恵比寿鉱山では山裏の中腹に坑跡を発見しましたがズリが見つからず、わずかに脈から貧弱な黄玉を得ただけで日没となってしまいました。