平成12年

鉱物採集記録


月日(曜日) 8月14日(月) 天 気 晴 天
産 地 岐阜県大野郡荘川村御母衣ダム湖畔
収 穫 水晶(松茸水晶)

 昨夜、一気に荘川まで走り、松茸水晶の露頭の下で仮眠をとりました。朝起きると5時過ぎ、渓流釣りに良い時間帯でしたが、余りにも疲れが残っていたため断念。周囲を見て回りました。集合時間に遅れること45分で昨日の知人が到着。その少し前に2.5cm程の松茸水晶を採り満足したYasuは寝てしまいました。この間に同サイズの松茸をKが3本ゲットしていましたが、それ以外は全く収穫がなかったようです。
 この後、場所を変えて新淵にあるという鉱山試掘後へ行きましたが、地元のおじさんの大変親切な案内にも関わらず、場所だけ確認したものの収穫は全くありませんでした。そして、以前水晶をゲットした林道へ行き、Yasuは渓流釣りで25cmのイワナをゲットすることができました。ちなみにKは8cmほどの水晶をゲットしていました。
 今回の、水晶の産地は今後あまり有望ではないため、今後水晶をゲットすることはきわめて難しくなっていました。特に後半の産地はこれから楽しみにしていましたが、新しく林道の工事が入ってしまい、産地がほとんど埋め尽くされていました。

月日(曜日) 8月13日(日) 天 気 晴 天
産 地 某所(案内人の都合により公開不可能)
収 穫 緑鉛鉱、水晶
氷長石

 恒例の夏の採集会です。KとM1、M2それと、現場で2人と待ち合わせて計6人での採集でしたが、もう一つ得るものがありませんでした。約束の時間に遅れること30分。産地では既に知人が準備万端。早速準備をして、ズリへ上りました。始めの話では結構簡単に採集できると言うことでしたので、安易に考えていたのですが、掘ってみるとなかなか目的のものは出てきません。おまけに暑さと湿気で身体は数分で悲鳴を上げていました。掘り初めてから小1時間すぎた頃、ようやく貧弱な緑鉛鉱が母岩にくっついているものを発見。これが唯一の標本になるとはこの時は思いもしませんでした。その後、掘れども掘れども目的の鉱物は発見できず、仕方無しにズリあさりに切り替えました。しかし、仲間は順調に結晶を拾い当てるのですが、YasuとM1は全くの不調。結局1cmに満たない結晶を拾ったにすぎませんでした。
 その後、産地を変えて氷長石を求めてひた走りましたが、夕方薄暗くなってきたこととアブの大襲撃にあい母岩を1つ採っただけで撤退してきました。

月日(曜日) 4月30日(日) 天 気 晴→曇
産 地 愛知県北設楽郡稲武町花菱採石場
愛知県北設楽郡津具村白鳥山
愛知県北設楽郡東栄町粟代鉱山
収 穫 方解石
水晶
硫砒鉄鉱(毒砂)、黄鉄鉱

 例によって前日の目的地決定で、朝遅めの出発となりました。第1目的地は津具村の白鳥山でしたが、稲武の採石場が目に付き、以前大きめの石榴石が採れたことを思い出して、少し覗いてみることにしました。採石場に着くと、部分的には以前と変化ありませんでしたが、規模の方はずいぶん大きくなっていました。早速ペグマタイトの見られる部分を見てみましたが、あまりパッとしたものはありません。一段上のテラスに昇ると、方解石の発達した転石が目立ちました。ほとんどが小結晶が集合して花弁状になったものでしたので、なるべく母岩が大きく方解石の多いものを選んで持ち帰りました。
 次は、第1目的地の白鳥山です。簡単な資料でしたが、比較的小さな山なので概略はすぐにつかめました。しかし、ピンポイントに産地が分からず少し迷ってしまいました。やっとの事で露頭に小さながまを見つけ水晶発見!この場所をベースに探索することにしました。一通り辺りを探索するも1cm前後の小型の水晶ばかりなので、場所移動。途中小規模に割った部分があり、Kが3cmほどの水晶をゲット。比較的透明度があり、麻績や六厩の水晶と同じ3面が発達した頭でした。これを見てYasuは俄然やる気を出し、近くの割跡をほじってみると、4cmほどの水晶(写真下左)をゲット。続いてその奥にやや大きめの頭が見られましたので、周りから割り進んでいくとやや太めの4.5cmをゲット。結局これがこの日一番大きな水晶になってしまいました。その後、メインの堀場を見つけることができましたが、ほとんどは食いつぶされており、今後良型の水晶を得るためには新たなガマを見つけだすことが必要になってくると思います。
 この後、粟代鉱山で毒砂を大量に採集しましたが、以前のように大型のものは全く見られないのは残念な限りです。帰り東栄町から設楽町に抜ける道で突然カモシカが飛び出してきて寸前のところでひいてしまうところでした

月日(曜日) 1月3日(日) 天 気 晴/曇
産 地 岐阜県土岐市
岐阜県瑞浪市大湫
収 穫 藍鉄鉱
鋭錐石

 いつものことですが、前日まで採集目的地が決まらず、昨夜今春から話題に上っていたという、岐阜県土岐市の藍鉄鉱の様子を見に行ってきました。朝、いつものように6時半にKが自宅まで迎えに来てくれて、M1を乗せ土岐市へ向かいました。途中7時半に土岐市の駅前で東京のY氏と・H氏の両氏と待ち合わせて、恥ずかしながら道に迷い何とか土岐市駅にたどり着きました。
 藍鉄鉱の産地は、だいたいの地名が分かっていましたので、すぐに見つけることができました。転石を探すと、所々藍鉄鉱の皮膜の付いた転石は落ちていましたが、結晶の付いた物は全く見つかりません。あちこち広い範囲を探索した結果、やっぱり皮膜状の藍鉄鉱しか見つからないと悟りました。結局、厚めの物をいくつかゲットしたところで、雨が降り出し、この場を撤退しました。その後、同じ造営地内の他のポイントで、もう少し肉厚の物を手に入れて、瑞浪に向かいました。
 瑞浪は、化石の産地で有名ですが今日は鉱物採集です。以前、Kが発見したという鋭錐石の産地です。現場へ着くと曇っていたこともあり、やや薄暗い感じがしていました。現場でだいたいの説明を聞くもなかなか要領を得ずに四苦八苦。露頭から母岩を取りだして割ってみるも空振りばかり。結局Kの教えを請うことにして、やっと1mm前後の鋭錐石を少量ゲットしました。
 結局、今回も前回に引き続き完敗の採集会でしたが、久しぶりにY氏に会えたことと、新しくH氏と知り合うことができたのは最大の収穫でした。




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