鮎の釣行のたびに、毎回養殖鮎が2匹ずつ増えていきます。塩焼きや鮎飯では天然鮎と比較するとかなり味が落ちますので、今一です。かといって、干し物や粕漬けも手間や材料等を考えると何度も作るわけにもいきません。そこで、一度に多くの鮎が料理できて、日持ちのするものと考えたのが"甘露煮"です。
"甘露煮"なら、釣行のたびに冷凍庫に保存しておき、ある程度たまったら一度に料理すればいいし、味の方も天然鮎と比較してもあまり遜色有りません。しかし、多少経験しないと味付けや仕上げがうまくいかないと言う問題点もありますが、数回やるうちにこつをつかんでくると思います。
材 料 | 分 量 |
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養殖鮎 | 15〜20匹 |
醤 油 | 1カップ(好みにより加減して下さい。) |
酒 | 1/2カップ |
砂 糖 | ザラメ1/2カップ(好みにより加減して下さい。) |
ね ぎ | 少々 |
@ | 養殖鮎は釣行のたびに腹を開いて、内蔵を取り除いておきます。 |
A | 圧力鍋に鮎を並べて、醤油・酒・砂糖を入れてから、鮎全体がかぶるくらいの水を加えます。 |
B | 落とし蓋をセットして、蓋を閉め強火に掛けます。 |
C | 沸騰しておもりが動き始めたら、おもりが止まらない程度の火力にして3〜40分程度煮ます。(通常の鍋なら約3時間) |
D | 火を止めて、圧力が下がるまでおき、充分圧力が下がったことを確認してから蓋を取ります。 |
E | 再び弱火にかけて、超弱火にして汁を煮詰めます。 |
F | 煮汁が少なくなってきたら、黒飴などを入れ更に煮込こみてかり(つや)をだします。 |
G | 程良くてかりがでてきたら、火を止めてさまします。(熱いうちに動かすと崩れやすいので注意) |
H | 充分冷えたら鍋から出してできあがり。きざみネギを添えていただきます! |