鮎の塩焼きと言えば、鮎料理の中でも最もポピュラーな調理方法です。凝った料理屋では、串刺しにして形を整えた鮎を、炭火をやや遠火にして形良く焼いています。しかし、我が家で焼くときはグリル焼きで形も気にしません。釣っておいてこんな事を言うのもおかしいですが、死んでからも串刺しにするのは何か残酷のような気がして・・・・・てなわけで、一度に沢山焼くわけですから、そのまま焼いた方が一度に焼けて、時間も掛からないです。
我が家では、Yasuが焼き加減にこだわりをもっていますので、焼く係はYasuと決まっています。
また、人によっては頭や骨を取って食べている方もありますが、やっぱり頭からかぶりついて骨ごと全部食べてしまった方がおいしいような気がします。ただし、終盤の骨の硬い大鮎はあまり丸ごとはお勧めしませんが・・・、それと増水後の砂持ち鮎に注意!一気に食べると「ジャリッ!」と、後がおいしくなくなってしまいます。
@ | やや多めの食塩を用意して片側(両面でもOK)にまんべんなく振りかけます。 |
A | ヒレには両面に化粧塩を充分に付けてヒレが焦げないようにします。(焦げても気にしないときはあまり付けなくても可) |
B | グリルは2・3分ほど前から火を入れておき、鮎を等間隔に並べて入れます。 |
C | 火力の強いグリルは中火、火力の弱いグリルは強火で8分前後片面を焼きます。 (頭からガブリと食べたいときは、超弱火で30分ほど焼いて下さい。) |
D | 同様に約5分もう片面を焼きます。だいたいの目安は、頭がこんがり焼けてくればOKです。(頭から全部いきたいときは15分ほど) |
E | 焼けたらヒレを壊さないように皿に盛ってできあがり。塩は好みによってそのままか、充分落としてから食べます。 |
注 | グリルで焼くときの注意は、中途半端な弱火で焼かないこと。へたに弱火で焼くと表面が湿っぽくなり、おいしく焼くことができないときがあります。できる限り強火で焼かれることをお勧めします。我が家のグリルは天板全体に火が広がるタイプで、全行程強火で片面8分、もう片面5〜6分でこんがりおいしく焼くことができます もし、頭からガブリと食べたいなら、超弱火をお勧めします。ただし、すごく時間が掛かり、片面30分ほど時間を掛けると頭から骨まで全部食べることができます。 釣ってから3日以上たったほとんどの鮎は、焼いている途中で腸が出てきてしまいますので、グリルの受け皿にアルミホイルを敷いておくといいと思います。 |