鮎釣り





あ   ゆ 鮎、香魚、年魚 別   名 アイ、アイナゴ、アイノイオ、エノヨ、アア
学   名 Plecoglossus altivelis altivelis 英   名 AYU
種   族 キュウリウオ科アユ属 体   長 10〜30cm
分   布 北海道西部以南の日本各地(沖縄・奄美大島のものは別亜種)
同種は朝鮮半島からベトナム国境の大陸沿岸部、台湾に棲息
特   徴  背は青みのかかったオリーブ色で腹部は銀白色、死ぬと全体に黄色みを帯びる。なわばりを持つ個体は胸びれ基部の後方に縦長長円形の黄斑(追星)が強く現れる。背びれは長く黒色を帯び、油びれの縁は鮮やかなオレンジ色(天然鮎)を呈する。天然鮎はスイカに似た特有の香りを持つ。
 7月下旬から9月下旬頃成熟期になると、雄は背・胸・腹びれが伸びて、逆に尻びれが短くなめらかになり、雌は尻びれの前方が著しく突き出てくる。
 産卵期は「さび鮎」と呼び、雌雄とも黒みを帯び(雄は著しい)、腹両側に部に婚姻色と呼ばれる、オレンジ色の帯がはっきりと現れ、雄は追星が明瞭になり、体表はざらざらになる。
生   態  秋(南部で11月前後・北部で9月頃)に下流域の砂礫底で産卵された卵は、2週間程度で孵化し、全長5〜7mm仔魚は川の流れに乗り海や湖に下る。その後数週間で岸近くに集まり、主にプランクトン動物のワムシを食し、沿岸部で育つ。
 遡上期は早春(南部で4月前後・北部で6月前後)で、体長は7〜8cm、それまで食肉性であったものが、中流域にはいると岩盤や礫の表面の付着藻類を食すようになる。遡上時には群をなしているが、定住するようになるとなわばり行動を示すようになる。なわばりは、餌場となる石を中心に1u程度である。一般に放流された湖産鮎の方が早くなわばりを形成し型が大きくなり、遡上鮎は群生から離れるのが遅いためになわばりを持てず、生育が遅いといわれる。(なわばりについては、現在の河川では餌となる藻類が豊富に存在するため、食糧難であった氷河期の名残とみられる。)
 秋(南部で10月前後・北部で8月下旬頃)になると、増水時の流れに乗って下流域や湖へ下り(落ち鮎)、産卵を終えるとその一生を終える。ただし、琵琶湖などでは、そのまま湖にとどまり、翌年まで生き残る個体もある。
漁   法 友釣り、毛針、ドブ釣り、コロガシ、がり、つんつん、投網、梁、鵜飼い、火ぶり漁、等
料   理 塩焼き、鮎ご飯、鮎雑炊、甘露煮、天ぷら、刺身、寿司、干し物、粕漬け、うるか、等


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